• Test MBLWHOI

      Smith, John (MBLWHOI LibraryWoods Hole, United States, 1999)
    • Utilizing JAMSTEC crustacean samples may extend your study field. Poster and abstract

      Hosono, Takashi; Ichiyanagi, Marika; Iseto, Tohru; Sato, Takako; Sasaki, Tomoki; Hanafusa, Yasunori; Tsuchida, Shinji; Saito, Nobuyuki (Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology (JAMSTEC), 2015)
      海洋研究開発機構 (JAMSTEC) では、航海で得られたデータ・サンプルを人類の共有財産とみなし、広く一般での利用を促進している。航海から2 年経過し、当初の課題が達成された生物標本についてもWeb 上で標本の詳細情報を公開し、採集者以外の研究者が標本を利用できる仕組みを提供している。現在JAMSTEC が提供可能な生物標本は35,145 点あり、このうち甲殻類の標本数は4,976 点である。これらにはアクセスの機会が限られる深海で得られた標本も多く含まれている。本発表ではJAMSTECが提供可能な甲殻類標本の概要を報告し、それらを利用するための具体的な申請方法について紹介する予定である。2015 年9 月現在、提供可能な甲殻類標本には20 目が確認されており、そのうち最も多くを占めているのは十脚目の2,684 点で、次いで、端脚目の850 点、無柄目の285 点がある。標本が様々な目にまたがって得られている一方で、種レベルまで同定が進んでいる標本は1,742 点であり、残りの3,234 点は属以上の分類階級にとどまっている。同定が進んでいる代表的な分類群の例として、ユノハナガニ科では全355 点の標本から2 属5 種340 点で種同定がなされている。また、オハラエビ科では全607 点の標本から7 属10 種396 点で種同定がなされている。JAMSTEC の特性上、深海を中心に出現する分類群の標本は同定が進む傾向にあるが、残りの3,234 点の標本は分類学的に“やりがいのある”標本として利用者の出現を待っている。JAMSTEC の生物標本の提供は分類学的目的に限定するものでは無い。過去の事例としては、遺伝子解析、共生生物の研究、あるいは、教育目的での展示など多岐にわたる。一般に、研究計画は自身の興味に加えて、研究素材へのアクセスが実現可能であるのかも考慮して組み立てられるだろう。しかし、研究組み立て時の研究素材候補としてJAMSTEC の生物標本群は含まれていただろうか?利用可能な標本の詳細情報が簡単に閲覧できるデータベース(http://www.godac.jamstec.go.jp/bio-sample/) へのアクセスは、これまで実施してきた研究材料との比較研究、あるいは深海生物に代表されるJAMSTEC 生物標本そのものを対象とした研究など、新しい研究を始めるための可能性を提供する(かもしれない)。